第34回トライアスロン中島大会へ参加してきました
2019.08.28
こんにちは、製版課のNです。
今年も愛媛の夏の風物詩、トライアスロン中島大会へ参加してきました。
昨年も御紹介しましたが、中島大会は今年で34回目。
これほど長く続いているトライアスロン大会は全国でも少ないので、愛媛が全国に誇れるスポーツイベントと言っても過言ではありません。
昨年は猛暑の中、ギリギリ完走だったので今年は1つでも順位を上げることが目標です。
朝9時過ぎのフェリーで神浦港(こうのうら)に到着!
ここから、大会会場の姫が浜ビーチまで行きます。
到着したら、さっそく寝床の確保。
今年もテント泊です。昨年、アウトドアーズコンパス様で買ったテントです。設営も簡単で、1人用サイズですが中も適度に広く気に入っています。今度ソロキャンプでもやってみようかなと考えてます。
この後、自転車の点検と前日の選手登録を済ませて、夕方の競技説明と前夜祭まで島をブラブラしました。
トランジションエリアの確認、ここで水泳〜自転車〜マラソンと切り替わります。
時間に余裕があったので島内をサイクリング、いつ訪れても美しい島です。サイクリングしながら、トライアスロン以外でも遊びに来たいと思いました。
サイクリングしてたら、リアブレーキの調子がおかしい事に気付きました。ちょうど西条の自転車店「B-shop ochi」さんがブースを出してたので、点検と整備をお願いしました。
快く引き受けてくれて調整していただきました。整備代は無料とのこと。大会によっては、有料の場合もあります。本当にありがとうございました。
ブラブラしてたら競技説明会の時間が来たので、会場へ徒歩で向かいました。この頃から雨がボツボツ降ってました。
しっかりと競技説明を聞いて、前夜祭へ!この前夜祭が中島大会の名物です。
1人で参加してたので、心細かったですが知人に誘って頂き相席させていただきました。ありがとうございました。
写真が小さくて申し訳ないですが、右の方が作道泰子さんです。
中村知事です。スポーツ好きな知事ですので、すごく楽しそうでした。
前夜祭で恒例のコーラの早飲み競争。めちゃくちゃ盛り上がってました。
前夜祭が終わって、風呂に入ってからレースの準備をして寝ることにしましたが、雨も降ってるし、風も吹くしでけっこう寒かったです。体が冷えてしまって、お腹を壊してしまいました。しかし用心深い性格なので、正露丸や下痢止めを持ってきていたので事なきを得ました。
翌朝、6時過ぎからテントの片付けをおこない朝食をいただいてから、スタート前の準備にとりかかります。
自転車を保管場所まで取りに行き、シューズや帽子、飲み物、補給食などを自分のトランジションに置き何度も点検。忘れ物があったら大変ですからね。レースが始まったら取りに戻ることは出来ません。
地元の大会なので、準備の時から多くの知人や友人に出会いました。楽しかったですね~
スタート前のスイムウォームアップに行く途中に先輩アスリートに出会い、「自転車の時に腰が痛くなるんですよ」と最近の悩みを相談したら、「それは重いギアで踏みすぎてるんだよ」とアドバイスをいただきました。この助言のおかげで当日は腰が痛くならずに済み、すごく助かりました。さすが先輩!
ウォームアップで軽く泳いで、スタート前の整列準備。
いよいよ水泳1.5km、自転車40km、マラソン10km、制限時間4時間の長い戦いが始まります。
野志市長がスターターです。前日の中村知事と同様に凄く楽しそう。2人ともスポーツが好きなんでしょうね、知事と市長が揃って来る大会は愛媛マラソンと中島トライアスロンぐらいでしょうか…
スタートの混雑を避けるため、中島大会はウェーブスタートを採用しています。私は第3ウェーブ。
ウェーブとは、水泳の申告タイム毎に選手を4つの集団にわけて2分間隔でのスタートを行い混雑を避けるためのルールです。私は第3ウェーブなので、割と遅いグループ。女性アスリートは全員、第4ウェーブってのが良く分からない、女性でも速い人はいるのにね…
あと、トライアスロンはマラソンと違い、各選手がスタートラインを通過した時から各選手のタイム計測が始まりますので正味の時間が記録されます。マラソンは号砲と同時に記録が始まるので、最後尾の人は数分ぐらい損してしまいます。1万人規模の愛媛マラソンで最後尾スタートだとスタートラインを通過するまで6〜8分ぐらいかかるから、最後尾の人の制限時間は5時間52分ということになります。ちょっと公平性に欠けると思うけど、そういうルールなので仕方がない。
さて、いよいよ第3ウェーブの号砲が鳴り第1の種目スイム1.5kmのスタート!
水泳の混雑は避けようと思ってたのに、思いっきり集団に入り込んでしまって逃げようがない。もうこうなったら戦うしかない。この状態をスイムバトルと言って、選手同士が密集して泳ぐので蹴られたり、叩かれたりします。もちろん蹴ったり叩いたりするつもりはなくても避けようがないのでどうしようもありません。選手たちは覚悟の上で参加しています。バトルでとくに注意が必要なのが平泳ぎのキック。あれが一番に破壊力があります。あれで脇腹を蹴られたらリタイヤするかも…(苦笑)ちかくに平泳ぎの人がいたら、「頼むからクロールしてくれ」って願ってます。
必死に大勢の選手達が密集して泳ぐ芋洗い状態の中でもがいてたら、思ってたよりも泳ぐペースが速い。「良いじゃない、このペース」って思って泳ぎ切って陸に上がったときに時計を見たら44分。自分にしては悪くないタイム。(しかし、正確な記録は陸の計測線を越えた時のタイムなので、記録上は46分でした)
陸に上がって、自転車の所まで走っていき急いで自転車の準備。水を飲んで、靴下履いて、ゼッケンつけて、ヘルメット被って・・・としてたら直ぐに5分ぐらい過ぎていきます。大慌てで自転車をスタート。中島の自転車は40km。
所々、向かい風や道路が凸凹してるところがありペースが落ちます。ペースを上げようとしてギアを上げようとしますが、スタート前の先輩のアドバイスを思い出し、いつもより1つ軽いギアでペダルの回転数を増やして速度をなるべく保つようにしました。そうしたら、心配してた腰痛が起こらなかったです。
途中で、知人のH氏が大きな声で応援してくれながら物凄いスピードで抜いていきました。心の中で「ジェット機かあいつのスピードは」と思ってしまいました。恐らく40kmぐらい出てましたね~それぐらいトップ選手は速い。
所々、沿道で友人・知人が応援してくれたおかげで、どうにか最後まで大きな失速もなく頑張れました。平均速度27km/hで40kmの自転車をクリア。自転車で体力の限界まで頑張ってしまうと、最後のマラソンが走れないので各選手毎に適度なさじ加減が必要です。
自転車は約1時間30〜33分(正式な記録上は、T1のタイムをプラスするので1時間38分。T1とは水泳と自転車の間の時間です、海から陸にあがり計測線を越えてから自転車の置き場まで走って行く時間、水飲んだり靴を履いたりする時間です。Tとはトランジションの略。)
いよいよ最後の種目10kmのマラソンです。遅いけどマラソンは大好きなんで、これが楽しみ。
ランニングシューズを履いて、サンバイザーを被ってスタート。スタートしたら凄い応援、なるべく全ての応援に手を振りながら走りました。私は1分1秒を争う分けじゃないので、久しぶりに会った知人とは立ち止まって少し話しをしたりしました。
長時間、応援してくれた知人に「ありがとう」、ボランティアの方々にも「ありがとうごうざいます」、この日は何回お礼を言ったことか。たぶん20回以上は言ったような気がします。
ほとんど歩くこと無く走り続け、あと1kmという所でペースアップしてラストスパート、と言っても端から見たら凄く遅いと思いますが……あの角を曲がったら、もうすぐゴールって所ではギャラリーやボランティアさん達から凄い拍手と応援。「どこの誰とも知らない私に対して、これほどの応援をしてくれるなんて。」ちょっと感動して涙が出そうになりました。
ゴールが見える所まできたら放送で私の名前を呼ぶのが聞こえる。そしていよいよフィニッシュ。
両腕でガッツポーズをしてゴールテープを切りました。記録は3時間43分ぐらい。
マラソンは約1時間12〜4分でした(T2のタイムを含むので記録上は1時間17分、T2とは自転車とマラソンの間の時間です。自転車をラックにかけたり、ランニングシューズを履いたりなど)
順位は後ろの方で遅いのですが、自分の実力からしたら上出来でしょう。順位も昨年より上げたので今年の目標は達成しました。大変満足しています。
下の写真がゴールしたら、もらえるフィニッシャータオルです。
記録証は後日郵便で記念のゴールシーンの写真とともに送られてきます。12月頃には中島みかんが参加賞として届きます。
ゴール後はスイカとドリンクをいただいたら、片付けをして帰る準備をしました。
疲れた身体に鞭打って着替えて、荷物をまとめて港へ行きました。
これの大きなリュックに、キャンプ用品、トライアスロン用品などが入っています。重さは約12〜15kgぐらいと思います。とにかく重い、これでも昨年よりは減らして多少は軽くなりました。ゴールした後に、これを背負って帰るのはキツかった(笑)
15時24分のフェリーに間に合って帰路へ。
ありがとう中島、また来年もよろしくお願いします。
松山市のホームページに速報が出てました。赤い部分が私です。